スタッフ暁子です。NZブログ以来、久しぶりの更新です。
今年はレースやイベントが殆ど中止になってしまい、また、お休みの水曜日の天気が悪いことが多くて、あまり外走りをしていませんでした。

そんな中、「DOWNHILL SERIES」のニセコ大会が開催されることになり、8/29、8/30の土日にお店を臨時休業して参加してきました!
(店長林、スタッフ暁子は出走、スタッフ大谷はまだ松葉づえなので観戦です)

「DOWNHILL SERIES」とは、SLmediaが主宰、各地のMTB常設コースを転戦するMTBダウンヒルのシリーズ戦。2017年からは北海道ニセコグランヒラフでも開催されています。

登りはサマーゴンドラでバイクごと搬送してもらい、下りオンリーのコースを走ります。

こんな感じで搬送してもらいます。

8/29(土)は「タイムドセッション」の日。翌日の本戦の出走順を決めるタイム測定です。
天気は曇りで時々小雨がぱらついたり日がさしたり、気温は蒸し暑く、ゴンドラ内では汗だくでした。

コースは、スタート後の前半の一部と後半のゴール手前が特設で、練習で走る常設コースとは道が変わるので、そこを重点的に4本ほど試走。

この試走の時に、スタッフ暁子はスタートゲートの出っ張りにひっかかり、前転をメイクしました。今シーズン初コケです。痛いです。

ハンドルが少し曲がってしまいましたが、乗れる程度だったので1本降りてから店長林に直してもらいました。

茶色くなりました。

12:30で試走が終わり、いよいよ13:30からタイムドセッションスタートです!

店長林も私も、参加クラスは「XCバイククラス」。

店長林の機材は2019モデル「FUEL EX9.8」 フロント、リア130mmストロークのオールマウンテンモデルです。

2019 FUEL EX 9.8

スタッフ暁子は2020年「TOP FUEL9.8」 フロント120mm、リア115mmストロークのやや下り寄りXCモデル。

2020 TOP FUEL9.8XT

2人とも下り専用バイクではありません。でも、どちらの車種もXCレースからトレイル、DHコースまで幅広く走ることができる多才なバイクなんです。

MTBは、走る場所に合わせて車種が細分化していますが、1台のバイクで出来る範囲でどこでも走る「One bike for all」も面白いものです!

さて、タイムドセッションです。1名づつスタートし、タイムを計測します。

XCクラスは、e-bikeクラス(1名)の出走後すぐのスタートでした。霧がかかっていましたが路面はドライ。

6名出走中の、店長林が5番目、暁子が6番目スタート。

顔が緊張している店長林。

先ほどゲートで前転をかましたスタッフ暁子、同じ轍を踏まないよう気を付けてスタート!

気を付けてます。

ペダルがゲートにヒットしましたが、無事に出走しました。

タイムは少しでもよくしたいけれど、焦ってミスをするとロスになるので、なるべく丁寧に走りました。

しかしコース終盤に入り、常設コースから外れたあとの急斜面の右コーナーで、前輪が滑り転倒!脳みそ揺れました…。フルフェイスヘルメットとガードに感謝しつつ慌てて起き上がると、バイクは逆さまに倒立しており、ひっくり返して再スタート。

ラストの大ジャンプはもちろん回避してゴール。(昨年、店長林が墜落したので…)

さっきより茶色くなりました。

先にゴールしていた店長林が、土色になった私を見て笑っておりました。

XCクラスの後は、ファーストタイマー、スポーツ、マスター、オープン女子、エキスパート、エリート、PROクラスと続々スタートです。

大ジャンプの下あたりで、スタッフ大谷も含め3人で観戦。

観戦していたゴール付近は天気の崩れはなかったのですが、スタートゲートのあたりは途中から雨になったようで、後半の出走の人たちは路面状況が悪くなり大変だったようです。

ラストのPROクラスは、日本の最高峰レベルの選手たち。タイムはもちろん走りのカッコよさもピカイチでした!こういう走りを間近で見られるチャンスは滅多にありません。

初日が無事終わり、夜はホテルニセコアルペンに宿泊しました。私は2回の転倒でアチコチ痛かったので、大浴場で温冷交互浴などしてみました。

翌日の天気予報は非常に悪く、ゴンドラが動かない可能性があると事前に運営本部からメールが来ていましたが、翌朝はやはり風雨が強く、本戦は中止となってしまいました。

トラックの荷台もちゃぷちゃぷ。

今年のダウンヒルシリーズは、1戦目~3戦目までが新型コロナウィルスの影響や大雨災害等で中止、4戦目のニセコヒラフが初戦でした。

その初戦も、本戦がキャンセルとなり残念な思いもありますが、土曜日のタイムドセッションがとても楽しく、道外の速い選手たちの走りを見ることができ、満足感も大きいです。また、コロナ禍の中で運営の方々、参加者のみんなが感染対策に気をつかい、暑い中でもマスクを着け、レースイベントが開催されたことの意義は大きいと思います。

日曜日は本戦中止が決まった後、撤収作業が始まる中で多くの選手がドットベースの建物に集まったため、主催の中川氏がいつもレース終了後に撮る集合写真を撮ってくれました。

写真はSLMediaさんから拝借しました

全員がマスク姿の集合写真、今後の競技やイベント開催、参加の手探り感が強い中、ひとつの解答のようにも思えます。

さて、10月には豊頃町ササダ沼でDORIDE主催のXCレースが開催されます。

このササダ沼大会にもエントリーを予定しています。機材はもちろん今回のニセコDHで使用したバイクと同じ。1台のバイクでXCからDHまで、楽しみますよ~!

アキラ タイムドセッション

※暁子が転倒した場所で店長林もこけそうになってました。(4:20付近)