スタッフ暁子です。
今週は、10月と思えない暖かい日が多かったですね!今日は雨降りですが…。
昨日木曜日もまったりと暖かい日だったので、ロードで1人ぶらぶら走ってきました。
向かったのは、小樽の手前、朝里です。追い風気味で軽快に張碓の下りを下り、道道1号線に入ってお昼休憩のためセイコーマートに立ち寄りました。
途中から、やけに前輪に砂がつくな~と不思議に思っていたのですが、ふと後輪に触ってみるとプニプニと柔らかい…。
やってしまいました。パンクです。結構盛大にシーラントが泡を吹いています。後輪が回転する際にシーラントが噴射して前輪に付着し、そのせいで砂を拾っていたようです。
シートチューブの後ろ側もシーラントでべちゃべちゃになってました。
さて、ロードチューブレスのパンクは2回目。初回は店の近くでのパンクだったので、空気を足しながら店まで走りました。
今回は自宅から30km離れています。なんとかしなくてはなりません。
まずは、シーラントで空気漏れが止まる事を期待して、穴を下向きにし暫く放置。その間にお昼ご飯も補給します。
しばし待って、空気漏れが落ち着いたようなので、携帯ポンプで空気を足して見ます。少し圧があがると、やはりシーラントと共に空気がもれてきます。
車輪が回転すると少し違うかも、と思い、少し先のダム下駐車場まで走ってみましたが、ゆっくりながら空気が抜けてしまいます。
諦めて、チューブを入れることにしました。
ちょうどベンチがあって落ち着ける場所だったので(これ、重要です!)、腰をすえてタイヤを外しにかかります。
唯一最大の問題は、タイヤのビード(縁)を、チューブレスリムのハンプ(山)を越えて落とせるか。
タイヤの空気を抜いて、指でグイグイ押しますが、まったく落ちてくれません。
ビードが落ちないとチューブも入れられないので、若干焦りつつ、逆サイドもチャレンジ。こちらは落とせました!
片側が落ちれば、チューブが入ります。中のシーラントは、だいぶ噴射したので殆ど無くなってました。ティッシュで軽くぬぐって、チューブレスバルブを外します。
チューブを入れる前に、パンクの犯人探し。これを怠るとせっかく入れたチューブもパンクしてしまいます。
シーラントが吹き出ているので場所の特定は簡単。
犯人は金属片でした。ばっちり刺さってますね。
この金属片を抜くのが中々大変でした!爪でつまんでも、シーラントで滑ってしまいます。結局、タイヤレバーを使ってタイヤの裏側から表側へ押し出しました。
タイヤの穴はあまり大きくなかったので、タイヤの内面修理はせずにチューブを入れました。金属片がなければ、シーラントだけで塞がったかもしれません。今回はシーラントが殆ど残っていなかったので、チューブを入れる以外の選択肢はなかったです。
次の難関は、タイヤレバーを使わずにタイヤをはめる事ですが、何度も練習したのでなんとか出来ました。
あとは携帯ポンプでせっせと空気を入れるだけ。私はLEZYNEのMICRO FLOOR POMPを使っています。少し大柄ですが、床に押し付けて使えるので女性でも簡単に圧をあげることが出来ます。
30分ほどで復帰!公衆トイレのある場所だったので、手も洗えました。空気圧もしっかり上がったので、無事サイクリングを続けることが出来ました。(ここも重要で、修理に不安があるとその後のライドが楽しめないのです)
朝里峠は紅葉が始まっていて、綺麗でした!
出先でチューブを入れる作業は、今回初めてでしたが、落ち着いてやれば大丈夫でした。チューブレスの良いところは、「一気に空気が抜けない」ことです。今回は張碓の下りの途中でパンクしていたと思うのですが、空気抜けが遅いので危険を回避できました。スピードもある程度出ている下りで一気に空気が抜けると、バイクのコントロールを失いかねません。
逆にチューブレスのデメリットは、チューブを入れることになった場合に「手が汚れる」ことですね。ツール缶にウェットティッシュを入れておくと良いと思います。また、刺さり物が残っていると、どうもシーラントでの塞がりが悪いように思います。チューブを入れる判断をする前に、シーラント液で穴が塞がってくれないか、穴を下向きにして試したのですが、この段階で刺さり物を除去できていたら結果が変わるかも知れません。小さなピンセットか毛抜きのようなものをツール缶に入れておくと良いですね。
色々と勉強になったパンクでした。今回は、ロードシーズンも終盤なので後輪はチューブ入りのままにしておきます。
チューブレスに戻すかどうかは、来シーズン初めに考えることにします。(乗り味が結構変わるので、チューブレスに戻すと思いますが…。)