ホワイトラインバイシクルの林です。

 

今年の8月5日-6日に北海道で初開催されるMTBのダウンヒルレース「DOWNHILL SERIES」(ダウンヒルシリーズ)に私、林も参加します。
ここで、「すごーい!」と思った方、違うんです、すごくはないんです。

 

日本全体でも大会数が少ないマウンテンバイクのダウンヒル競技なので、北海道のライダーには情報が少なく、わかりにくいと思いますので私なりに説明させていただきます。
まず、日本で行なわれているMTBダウンヒルレース(以降DHレース)のシリーズ戦は、3つあります。

・Coupe du Japon MTB (クップ ドュ ジャポン)
公益財団法人日本自転車競技連盟(JCF)の公認大会。
省略してCJともいう。
JCFの公認大会なので、国際基準にのっとった規則(UCIルール)を適応した、原則的にJCF登録者対象の競技大会。(臨時会員登録制度有)
2014年までは「Jシリーズ」がその役割だったが、UCIルールの厳格な適応のためカテゴリー分け等々が大幅に変更され2015からCJになる。
日本から世界へのレールが用意されているのがこのシリーズです。

 

・DOWNHILL SERIES
SLmedia主催
2014年から始まった新規シリーズ戦、各地の常設コースで行なわれておりUCIルールに準じたレースだが、ローカルルールを柔軟に適応した競技大会。
ローカルルールを適応するという点では、2014年まで行なわれていた「Jシリーズ」に準じた部分も有。
関西、北陸、中部で開催してきたが、2017は関東東北を超えて北海道ニセコで開催決定。
トップクラスの選手が遠征してくるので、その走りを見れるのも魅力です。
主催SLmediaの中川裕之氏のインタビュー記事がこちらのポータルサイトcyclistにあります。

 

・DoRide MOUNTAINBIKE RACE SERIES
Doride主催
2000年から始まった北海道内限定のシリーズ戦、限定といっても北海道広い。
この道内シリーズ戦に全戦参戦して、年に数回本州の「Jシリーズ」に遠征に行くライダーが多かった。
常設コースがない状態が続いた北海道では、このシリーズ戦が無かったら、ダウンヒルバイクを乗っている人が激減したのではないでしょうか。

 

今年も6月10日の「サイクルファクトリーカップ」からシリーズが始まります。
17年間続いたDoRide MOUNTAINBIKE RACE SERIESのダウンヒル(DH)カテゴリーは、今シーズンをもって終了します。

 

いずれのシリーズ戦でも、走行の難易度(勝つための難易度ではない)は開催するコースでほぼ決まるので、昨シーズン、ニセコグランヒラフのコースに通って遊んでいる私は今回の北海道開催「DOWNHILL SERIES」のコース、降りてこれることは間違いなし、上位に入ることは無いと思いますが、そこは一人ずつ出走するタイムトライアル形式レースの良いところで、遠慮や気遣いは最小限でレース特有の緊張感を楽しめるところが魅力です。(かなり緊張しますがクロスカントリーレースの一斉スタートとは違った感覚)
なので「DOWNHILL SERIES」北海道ニセコ大会、ヒラフの常設コースを走っているライダーはぜひ参加して楽しんはいかがでしょうか!

 

以上、不正確な部分もあると思いますが、よく質問されるため林なりに説明させていただきました。