EMONDAかMADONEか 
MADONE(マドン)でした。

神戸でトレツクの新型バイクを見て、短距離ですが試乗してきました。
展示会場

今回のハイライトはMadone G8、マドンの八代目です。
Emondaが統合されて、トレックのカーボンフレームロードバイクはMadoneとDomaneの2種になっていきます。
Emondaであった幅広いグレード設定は、Madoneにだいたい引き継がれます。

Madone SL5 Gen 8 ¥449,000
IsoFlow形状採用
MadoneG8はG7と比較してBB上部のボリュームが大幅に減少しています


近年はMadone9←(ややこしいけどマドンナイン G5該当)から続いて分かり易いエアロ形状のフレームでしたが、対してG8はエモンダという名の方が体を表している雰囲気に感じました。
IsoFlow形状でありながらスッキリ、プレーンな見た目です。
因みに私はエアロ形状前のマドンにも親しみ深いのでそんなに違和感を感じません。 下に19年前の写真を貼っておきます。


第8世代はMadoneSL5とMadoneSL6 MadoneSLR7 が展示してありました。


SL6は白色のみダウンチューブのTREKロゴがオフセット配置されます。


同時に発売される RSL Aero BottleとCage(591mL) を取り付けることでエアロ性能を担保します。
着脱は堅めですが試乗中に試した感じではすぐに慣れると思います。
因みに一般的なバイクボトルも装着可能です。

MadoneSL5はLサイズを試乗しました。
シートピラーは付属のロングだと私のサドル高に設定できないのでショートに交換してもらいました。
MadoneSLR7はMサイズ 私(身長180cm)だとハンドルが低いです。
トレックジャパン周辺を2kmずつ位、緩い登りと夙川沿いの下りを走りました。
タイヤ、ホイル、フレームサイズが異なるので超分析はできませんが、SLRをSLと比較 → 乾いた、硬質な、路面から瞬間的入力があるとビシッと伝わる、乱暴(下手)にたち漕ぎしても無理やりホイルの回転力に替えている違和感、という感想。
SLは → しなやか、衝撃が何か間に入ったものでちょっと時間を引き延ばして緩衝される、下手なたち漕ぎしても違和感が無い、みたいな感じでしょうか。
タイヤ(圧)での調整でかなり体感は変わるのは間違いないですが、私ならSLが良いかなあと思っています。(私の使い方、サイクリングをご存じの方は納得されると思います)

Madoneの他に用意があった試乗車はMarlin+6です。
いわゆるハードテールe-MTBです。
モーターユニットはBosch Active Line Plus という50Nmのユニットで85NmのBosch Performance Line CX(RAIL)に乗っている身としては大体の体感を予想して試乗しました。
ところが走行するとアシストの感覚がウルトラスムースで、擬態語になりますがスイスーイ走る感じ。
多分トルクの立ち上がり制御が緩やかで、狙った値に到達するまでの時間がかかるせいなのかなあ・・・とか、小難しいことを考えるのが馬鹿らしくなるくらい気持ちが良かったです。
もちろんハイパワーモーター+150mm/160mmフルサスペンションのRailは圧倒的なパフォーマンスがありますが、20~30万円の価格差を考慮するとこれも良いなと感じたので、店頭でもキチンと紹介せねばと思うにいたりました。
この試乗は予定外の収穫がありました。


Domane+ SLR 7(¥1,500,000)は実車を初めて見れたのですが試乗は出来ず、TQモーターの日本での体験はお預けでした。(NZでFuelEXeにちょっとだけ乗りました)

15:00に会場を後にして、18:10の飛行機までの時間で、カワサキワールドでヘリのドレン口に喜んで、ミント神戸地下の餃子屋さんで1杯飲んで帰りましたよ。

弊店の店頭にもMadone SL 5 Gen 8を展示しますので、ぜひご来店ください。