第32回湧別原野オホーツククロスカントリー大会に参加しました

スタッフ暁子です。
2月25日～27日までお休みをいただき、2月26日開催の「湧別原野オホーツククロスカントリー大会」に今年も参加してきました。
XCスキーで85kmという長距離をワンウェイで滑りきる、北海道ならではのスケールの大会です。冬のスポーツとしてXCスキーを十数年前に始めましたが、XCスキーを始めた最初の年から参加しています。長距離の運動は、スキーでも自転車でも、補給やウェアリング、ペース配分等共通することも多いので、結果的に夏のサイクリングにも役立っています。

週間天気予報を見ながら、木曜日のお休みの日に板の選択とワックスを仕上げました。

この時点では当日は晴れで、気温も上がる予報。持っている中では暖かめの気温に対応したストラクチャーの板を選んだのですが、金曜日になって予報が変わり始め、雪マークが出てきました。最高気温も低めに変わり、もう１台の板のほうが滑るんじゃないか、と心配になってきました。どうにも決めかねて、結局、移動日の土曜の朝に急遽もう１台の板にもワックスを塗り、２台とも持っていきました。

高速バスで遠軽まで移動し、宿にチェックインしてから受付を済ませます。受付会場まで歩く間、雪の少なさにびっくりしました。

しかし、夜は降雪の予報だったので、この時点でもどちらの板にするかは決めかねていました。

受付の帰りに食料と飲み物を買い込んで、宿に戻り翌日の準備を進めます。

補給はエネルギー補給のTOPTEN３本とグルタミンサプリWGHPro、前回の札幌国際スキーマラソンで使ってよかった桜餅を用意。

寒さ対策は、昨年から使っているスポーツバルムレッド３（Hot Muscle Balm）。使い捨てカイロ、バラクラバ。
そしてオンヨネの「ブレステックPPロングスリーブ」。
ブレステックPPは「アンダーウェアのアンダーに着る」という位置づけの、非常に薄いメッシュの排水アンダーウェアです。昨年から当店での取り扱いを開始しています。
水を吸わない素材ポリプロピレンで出来ており、肌側に水（汗）を残さない事で汗冷えを防いでくれます。

当日着るウェア類やゼッケン、チップ、食料以外の荷物は、朝に慌てないよう早めにまとめました。あとは沢山食べて、ゆっくり休みます。

当日の朝は3時起き！朝食を食べ、洗面、コンタクトを入れ、ホットバルムRED3を塗ります。昨年の湧別から使い始めましたが、寒いときに非常に良いです。
ただ、足首など肉の少ない箇所に塗ると刺激が強かったので、前回の反省を踏まえ今回は太ももとふくらはぎの筋肉に重点的にすり込みました。手についたバルムは化粧落としのクレンジングで洗うとすっきり落ちました。
補給用のTOPTENは2本をフラスクボトル2つに移し、WGHProを1包づつ溶かしてウェストポーチに携帯。桜餅1個もポーチに入れました。残りのTOPTEN1本と桜餅3個はスタート前に摂り、ドリンクはエイドで取ることにして持ちませんでした。

朝5時にチェックアウト。遠軽の降雪は少しだけでした。バスでスタート地点の北大雪スキー場に移動します。スタート地点は-13度ぐらい。強風で地吹雪になっていました。2台持ってきたスキー板は、地吹雪の雪だとどちらの板でも滑りは良くないので、後半に合わせて暖かめの板を選択。

7時半に一斉にスタートです。
最初の登りを登りきった途端に強烈な横風と地吹雪で前が見えなくなりました。
顔が冷たくて、涙ボロボロです。完走が心配になりましたが、スタートワックスは合っていたようでスキーは結構滑ってくれました。バルムのおかげで寒さによる身体のこわばりもなく、地吹雪も北大雪を下ったあとはおさまり、強風ながら追い風基調。路面は柔らかく足にきそうな気もしましたが、追い風に押されて快適に進みました。

今年のコースは、3/19に開通予定の丸瀬布～瀬戸瀬の間の高速道路（約11kmほど）が組み込まれていました。

合流ポイントや、真新しい看板。開通した後はスキーはもちろん徒歩でも入れないので、貴重な体験をさせてもらいました。
高速を降りたところでTOPTENを1本補給。

15kmほど進むと「瞰望岩」が見えてきて、60km地点の遠軽エイドです。
ここでも最後のTOPTENを補給。
残り25kmです。遠軽から風向きが変わり、やや向かい風となりましたが板はそれなりに滑っていました。疲労はたまっていますが、どこかが痛いとか、攣りそうという感じはなく、負担の少ない滑りが出来ていたと思います。水分は10～15kmに1回位の頻度で補給。エネルギー補給はやや後半に集中しましたが、不足なく調子を維持できたのでよかったです。