暁子の実家のある北見市まで、ロードバイクで帰省するのが毎年恒例になっています。
例年、日の長い6月の夏至の時期に実行するのですが、都合がつかず8月26日に走りました。
出発時間は午前3時です。
夏至の時期だと直ぐに明るくなる為ライト点灯を短縮できるのですが、8月末なので、しばらく真っ暗なので、前後ライト2個ずつと交換バッテリーを持ちます。
日没後に街灯の無い国道を結構走る予定なので、明るい&照射時間でメインライトは「レザイン」の2015年モデルにしました。
既に発表発売されている2016年モデルは、基本性能がアップする代わりに、バッテリー交換ができなくなりました。
今回のような長距離走行の際は交換ができるメリットが勝ります。
哲 僕がパワードライブ、暁子さんがメガドライブだったけど、石北峠下って「おんねゆ道の駅」でバッテリー交換したね。
暁子 残量ランプが赤点滅になっちゃった。ギリギリでした。
哲 明るさはパワードライブでも不自由ないけど、メガドライブと縦列前で走ると、くっきり影が出るので明るさの違いを体感したよ。
暁子 あなたの真正面に影が出ないよう、斜め後ろから照らしてあげてたの気付いた?
哲 煽っていたんじゃないのね・・・
会話が進んでしまいましたがまだ札幌~石狩です。
しばらく走ると朝焼けが前方に広がります。
振り向くとまだ暗いです。
日が昇る前後で、気温がかなり変わるかもしれないので、服装には悩みました。
昨年は、道内最高気温のなかで走ったので、悩みなし。
哲 僕はヘルメット、インナーキャップ(綿)、タンクトップインナー(ウール)、半袖薄いジャージ、アームウォーマー(裏起毛)、長袖極薄ウインドブレーカー、膝上ビブショーツ、レックウォーマー(裏起毛)、長靴下、を着用。
暁子 私はヘルメット、木綿のインナーキャップ、メッシュのノースリーブインナー、長袖の薄いジャージ、長袖極薄ウィンドブレーカー、冬用の裏起毛&前面防風ロングタイツ、薄手の指つきグローブ、コンプレッション素材の厚めの靴下を着用。シューズは5.10の底が厚めのシューズでした。そして首タオル。(これ大事です)
哲 お互いにベターチョイスだったね。
暁子 お盆を過ぎて朝晩の気温が一気に下がったから、警戒して温かいタイツにしたのが良かった。足は多少暑くてものぼせにくいし、お腹は冷やしたくないし。午前中はそれでもやや肌寒さを感じるくらいだったので、お腹にエマージェンシー用の「薄いウレタンシート」を入れてました。歳を取ると冷えやすくなっていやね。首タオルはあんまりかっこよくないけど、首の日よけになるし、寒ければお腹にいれたり、途中で顔を洗ったりするときに便利!
哲 「薄いウレタンシート」はヒットだったね。
すっかり日が昇って5時半、月形のセブンイレブンで小腹が減ったのでカップ麺を補給。出発前に豆大福を2個づつ食べたのですが、なんだか燃費が悪いです。
6時半、鶴沼の道の駅で小休憩。今年はこまめな休憩を取る作戦です。WGHProを補給。風は弱い向かい風です。
滝川で国道12号線へ入り、8時15分、深川ライスランド到着。ここで大休憩です。カップ麺は既に消費されしっかりお腹がすいていましたので、朝ごはんをしっかりいただきます。
ここは顔出し看板があるので、もちろん顔も出しておきました。
ここから旭川カムイコタンまでは、国道12号線を走ります。青看板でも「北見」の文字が見えてきます。
この区間は路肩が狭いので注意して走行。途中で交通事故に遭った狸を見かけました。
国道といえども野生動物が多いので、自転車も慎重に走ります。
カムイコタンの売店でスポーツドリンクを補給。
旭川市街地まで走り、石狩川サイクリングロードに入ります。
入ってすぐ、芝生で小休憩。羊羹を補給します。
この辺りから、店長林の左ひざに違和感が。
少しペースを落としつつ進み、 12時に愛別付近の休憩所で小休憩。
ここでも羊羹とwghを補給。今年は夏休み時期のためか、サイクリングやツーリングの方たちに沢山会いました。(例年6月だとほとんどいないのです)
しばらく進むと愛別のパークゴルフ場に着いて、サイクリングロード終点です。
そろそろ小腹がすいてくるころです。10数キロほど走ると「北の森ガーデン」到着。
ここで大休憩、お昼ご飯です。時刻は13時45分。昨年より少し早めです。
店長林はカレーうどん大盛り、暁子はカレー蕎麦大盛り。
食べ終わった後、店長林がいきなり寝落ち。
短時間でしたが大分スッキリしたようです。時間的にはこれで昨年と同じぐらいになりました。
その後は向かい風が徐々に強まり、16時に層雲峡のセブンイレブン到着。なまぬるい強風が吹いて、ちょっと不穏です。
お腹はすいていなかったので、アイスやチョコなどを食べ、ドリンクを多めに補充。この先はしばらくコンビニがありません。
この場所は毎年ブヨ天国なので虫除けが欠かせないのですが、今年はブヨがいませんでした。季節的なものでしょうか。
登りに入り、4kmもある長い銀河トンネルを抜けると、少し風が弱くなりました。
4kmのトンネルの中で店長林、遅れ気味。
この区間のトンネルは、ガードレールで仕切られた歩道あり(対向車線側)と歩道なしが混在しており、歩道ありのトンネルは、手前で停止後対向車線に渡り、歩道を走行しました。
歩道なしのトンネルは車道左側を慎重にに走行、 暁子先行でしたが、最後の歩道のない長いトンネル手前で『店長林を待ち』『店長林を待ち』合流。
山頂が近づくとジワジワとバトルモードになってきます。
「山頂まで300m」の看板で暁子先行、残り数十メートルでフロントアウターにかけ、立ちこぎで店長林を離そうとするも、なんと!? 残り10mで店長林が前へ!
今年のKOMは店長林がGET。
哲 いやー5年目で初めて先に頂上に着いた!!
暁子 あそこで抜かれるとは思わなかった…。あまりのことに、私思わず暴言を吐きましたね。
哲 ・・・
ここから一気に峠を下り、温根湯道の駅までノンストップ。途中でとっぷり日が暮れて、ライトのバッテリー残量があやしくなりましたがギリギリ持ちました。
下りが得意な店長林、暁子をちぎり気味で走ります。
19時に道の駅到着。もう真っ暗です。二人ともバッテリー交換をし、ミニあんぱん、チョコ、羊羹を補給。ここからゴールまでは約35kmぐらいなので、ライトはミドルの明るさで使えます。
この先の区間は暁子になんとなくスイッチが入り、店長林がちぎれ気味でした。
哲 少しだけね、最後は僕が速かったよね。
暁子 緑ヶ丘霊園の登りは私が先だった。
哲 うん、いいよ、僕、最後の坂は手前で右折するのを忘れて、君の実家通り越しちゃったし・・・。
実家が近づくと結構なアップダウンが出てきますが、ゴールが近いことで力が出ます。そして20時40分、実家到着!
これにて帰省完了です!
翌日は特急オホーツク(183系気動車)にて輪行して札幌に帰りました。