スタッフ暁子です。久しぶりのブログ更新です。

寒い寒い北海道の冬。冬の間は室内で軽くズイフトなどもするのですが、私のメインの運動はクロスカントリースキーです。

昨年ほどの大雪ではないですが、今年も適当に雪が降り、毎日雪かきをしていると冬が嫌いになってきます。
どうせ降るならば楽しんでしまった方が良いので、スキーはとても良い運動だと思います。

例年、大会にも1つ2つ参加していましたが、コロナ渦で中止が続きしばらく間が開いてしまいました。

そんな中、今年は湧別の大会が復活すると聞き、久しぶりに参加を決めました。

湧別の大会は国内最長の80km。白滝~丸瀬布~遠軽~湧別の壮大なコースをワンウェイで滑る大会です。
3年間中止が続き、4年前は自分の都合で参加できなかったので、なんと5年ぶりになります。

5歳も年齢が増えているので、果たして完走できるのか一抹の不安がよぎりますが、とにかく長距離を滑る練習を出来るだけ積んで挑みました。(今年の札幌は寒かったので、強烈に寒い中での練習もできました)

少しでも助けになればと思い、ワックスの塗りこみはこれまでにないほど入念に。もう塗るものがないというほど頑張りました!

ピカピカです。

前日にJRで遠軽まで移動。感染対策で前日の受付がないので、すぐ宿にチェックインして夕食と翌朝の朝食を買い出し。

線路脇には鹿がたくさん。

翌朝は早いので早めに布団に入りましたが、緊張もあったり地震があったりして今一つよく眠れませんでした。

大会当日は朝3時起きです。
スタート地点までのバスが5:20発なので早めに起きて食事をとります。
カップ麺とおにぎり、ポカリ等、炭水化物と水分を補給。

食事が終わったら着替え。
スタートの北大雪スキー場は例年とても寒いので、寒さ対策は重要です。

ホットバルムを太もも、ふくらはぎ、足指の先にすりこみ、アンダーウェアはオンヨネのブレステックPPを着用。含水しない生地で出来ており
汗冷えを防いで 、熱伝導も低いので断熱効果もある優秀なアンダーウェアです。

その上にウールの長袖とジオラインを重ね、自転車の冬用ウェア上下、キャップの下はウールBuffで耳と首をガード。そしてスマートウールの靴下。

カイロも3つ貼ってグローブはロブスターと完全防備!
若干動きにくいですが、歳を重ねると寒さに弱くなるので仕方ありません。

そして補給の準備。
今年の補給は佐藤製薬「TOPTEN」3本と桜餅。
TOPTENはフラスクボトル2本に入れて、アミノ酸サプリWGH Proを溶かし少しポカリで薄めます。
桜餅はほのかな塩気が食べやすく、気に入ってます。(葉っぱは食べる派です)
水は持たず給食所でとることにしました。

2個パックの桜餅は少し大きかった…

5時に宿をチェックアウトして、バスでスタート地点の北大雪スキー場まで移動します。

スタート地点の気温はマイナス13度、雪がちらついていますが無風の為暖かく感じます。

受付を済ませ、最後にヨモギ饅頭とフラスクに入りきらなかったTOPTEN半ボトルほどをとり、お湯を少し飲んでスタートラインへ。

久しぶりに会う知り合いとお喋りをしているうちに、あっという間に7:30。スタートの時間です。長い長い旅が始まります。

最初の登りで混雑するので、ポールを踏まれたり転んだりしないよう慎重に登り、直後の長ーい下りはパフパフの雪に板を取られないよう落ち着いて滑ります。

スタートの北大雪は冷え込みが強いので雪が締まりませんが、白滝区間はばっちり圧雪されていて滑りやすかったです。

丸瀬布付近は前日の降雪が多かったようでフカフカのソフトコース。

瀬戸瀬の激坂をこえて遠軽区間はまた締まったコースになりました。
中盤まで雪が降っていましたが、このあたりから晴れ間が出てきて気分も爽快です。

40kmを過ぎたあたりで桜餅1個を補給。一口で食べるにはちょっと大きく、危うく詰まるところでした。必死にモグモグして、続けてTOPTENも補給。

遠軽の「瞰望岩」(がんぼういわ) これが見えると遠軽の給食所はもうすぐ!

57km地点の遠軽で残りのTOPTENも補給。ここまでは追い風基調。11:00に着いたので中々良いペースです。

遠軽から先は向かい風予報。疲労も出てきています。でも天気が良いので気分よく行けるかと思ったのですが…

残り15km位の地点で急に吹雪に!向かい風も強烈になり、視界は完全にホワイトアウト。コースが全く見えません。方向を見失いそうになりますが、かろうじて見える両サイドのピンクテープと前を行く選手の背中を頼りに、泣きそうになりながら進みます。顔も雪で叩かれ、冷たいし痛いしで本当に辛い区間でした。
コースに雪が積もり ペースも大幅にダウン。

残り6km地点あたりでやっと降雪が落ち着き視界が戻りました。体力もすっかり消耗して身体がガタガタでしたが、ここまで来たらゴールのことだけを考えて進みます。
幸い補給はうまくできていたので、ガス欠にはならずに済みました。

ゴールの 「文化センターTOM」が見えてくると、長い旅を完走した実感がわいてきます。今年は5時間32分ほどでゴールできました。ゴール後はお蕎麦やうどん、お汁粉など、温かい給食がいただけます。
吹雪で雪まみれだったので、ホカホカの汁物が染み渡ります…。
この1杯の為に走っているのかも、と思うほどです。
染み渡りすぎて写真は撮り忘れました…。

ゴールの文化センターTOMの隣には「チューリップの湯」という温泉施設があるので、ゴール後はゆっくりお湯に浸かって疲れを取りました。
ゴール地点からは遠軽まではシャトルバスがあり、駅までの移動も楽ちんです。
帰りのJRは夜なので、ちょっとのんびりしてから遠軽駅へ移動。

1人反省会をしながら帰ってきましたが、途中でJRが鹿にぶつかり20分程足止め。道東ではよくあることです。
鹿が出ると急ブレーキがかかるので、窓際に飲み物は置かない方が良いです。

ということで、5年ぶりでしたが80km滑りきることができました!
大変でしたが、やはり長距離は面白いです。マイペースで進むことができるのも性分に合っているのかな?

この大会が終わると、気分はいよいよ春です。
今日は最高気温がプラスの10度。もうすぐ自転車の季節ですね。
これまた楽しみです!

ちなみにちょっと宣伝しますが、文中の「オンヨネ ブレステックPP」、佐藤製薬「TOPTEN」、アミノ酸サプリ「WGH Pro」はホワイトラインバイシクルでの取り扱いがありますので、気になる方は是非お尋ねください!