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2024.11.25 お知らせ
シーズンオフの整備について
数度の降雪があったので、大掛かりな整備の依頼を多数いただいております。

当店では完成車の取り扱いがトレック(TREK)だけの為、整備も同ブランドの物が多いのですが、その他ブランドの整備もご相談承ります。
しかし、近年の自転車はメーカー独自の構造や部品も増えているので、受付の際に弊店でのノウハウが少ないバイクである事や部品の入手が出来ない事をお知らせするケースも多いです。
その情報も含めて、ご自身の愛車に最適な整備を提供してくれるお店を探すことをお勧めしています。

当店ではいわゆる"オーバーホール"という受付をしておりません。
部品点数が多く、乗車環境によるバイクの状態が大きく違うため、1件ずつ整備内容を相談して受け付けております。
受付の際にお聞きしているのが
・ご予算
・今回の整備に期待するところ
・走行距離(積算と年間)←これ重要
・雨天走行の有無
・日常整備の内容
上の情報で交換する部品を考えて、整備内容の優先順を検討します。
相談だけでも結構なので、その際はお時間予約のうえ自転車をお持ち込みください。自転車が無いと仮定から踏み込んだ考察ができないので自転車があった方が良いです。
走行距離情報を重要視しています。
メーターつけてなくても問題ないです。大体で結構です。
サイクリングを楽しめた! とおっしゃっていただくお客様の年間走行距離は、200km以下から5000km以上までそれぞれです。
整備内容は全く変わってきます。

降雪地なので明確なシーズンオフがあります。
逆に半年強ほどしか走れません。
走れる期間に起こる不調を少なくするように予防的交換部品も考えます。
(シフトインナワイヤーが候補に挙がることが多いです)

部品を分解清掃しても、その部品は新品にはなりません。
摩耗や変形、素材の劣化を戻すことはほぼ不可能です。
しかし、適切な期間での分解清掃は、摩耗の速度を遅くできるかもしれません。そして、変形などの異常を発見できる可能性が高くなります。

部位によっては、分解清掃の頻度が不足したため、大きな出費になることもありますし、不調を感じてから修理を行なっても大きな問題のない部品や使い方もあります。

画像は最近の整備中に撮ったBB、ヘットパーツ、後ハブです。
分解しないと異常が分からないものから、不調を感じて持ち込まれたものもあります。